前職ではエンジニアとして計測器の設計、開発などを行っていました。その仕事には15年ほど携わっていましたが、ほぼ休みはなく、働き通しの毎日。40代も後半に入り、このまま同じように働きつづけることに体力的な不安を感じ、転職を考えるようになりました。異業種からの挑戦は勇気が必要でしたが、いざ乗務をはじめてみると意外とスムーズ。いちばん大きな心配は収入が下がらないかということでしたが、驚くほど安定して稼ぐことができています。さらに、家族との時間も増やすことができたので、妻や子どもたちも喜んでくれています。

営業所の班長は、右も左もわからない私をなんとかタクシードライバーとして独り立ちさせてくれた恩人のような存在です。
たとえば、どこに行けばひとりでも多くのお客さまをお乗せできるのか、あのビルの車寄せにはどのルートから侵入するのが正解なのか、高速道路を使った日の事務処理はどのように行えばいいのか……。些細なことでも丁寧に教えていただけるので、とても心強かったですね。同僚、上司にも恵まれることができたので、本当に良い転職になったなと感じているところです。